マイケル・ジャクソン 〜ダイヤモンドの輝きを放つガラス細工
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/
サブタイトル“誰も見たことのない彼に逢える”のとおり、
ほんとうのMJ(マイケル・ジャクソン)を知ることができました。
マスコミから伝わってくるMJではなく、
彼の音楽から伝わってくるMJです。
ロンドン公演のオーディションを勝ち抜いたダンサーたち。
彼らは、MJと同じステージに立てる感激と興奮で、涙を浮かべながら話す人も。
MJの彼らの人生への影響力を目の当たりにし、私も涙。。。
リハーサルの映像を見ながら、
MJから感じる私の中の感覚が次々に変化していきました。
ここからは、感覚だけを取り出して、感じたままに書いてみたいと思います。
すべてを把握している完ぺき主義者。
日頃の鍛錬なしには成し得ないダンスと歌。
何百人のスタッフと一緒にいたとしても、孤独。
孤高の人。
ダイヤモンドの輝きを放ちながらも、ガラス細工のような繊細さ。
子どものように純真な心。
天使のように美しい魂。
どの人とも一定の距離があるのは、
MJがスーパースターだからだと思っていました。
しかし、そうではなく、
周りの人の邪心を寄せ付けない一定の距離だったのかもしれません。
どんな人よりも、美しい心の待ち主だから。純粋な子どもの心の待ち主だから。
MJと近しいスタッフは、
子どもに話しかけるように、
特別、繊細な子どもに話しかけるように、優しく穏やかな口調だったのが印象的でした。
大勢の中での圧倒的な存在感とともに、悲しすぎるほどの孤独感も伝わってきました。
MJが両手を広げた最後の映像は、
まるで天使が羽根を広げたようでした。
まさに今、羽ばたこうとしているかのように。
MJはワールドツアーを行うのではなく、
リハーサル映像を映画として、
世界中のより多くの人たちと出会い、勇気を注ぐことになっていた。
初めから決まっていた。そんな気がしてなりません。
私の中の恐れから、あることに対して少し迷いを持っていた私。
MJが、そっと私の背中を押してくれました。
ありがとう、マイケル。
世界中に、愛と希望を与える存在であり続けてほしいです。