近藤典子の収納術
私は、物が増えたり、たまったりすると、ものすごくストレスに感じるタイプです。
自分のタイプをよく理解しているので、日頃の掃除はラクにできるようになっています。
物をためない、ただそれだけなんですけれど。
最近、仕事関係の書類がたまってきて、
かわいらしいものですが、書類の小山が2つほどできていました。
気づいていないふりをして過ごしてきましたが、もう限界です。
物が増えるとストレスがたまるタイプは、限界が来るのも早い!早すぎる!
そこで、図書館で、近藤典子の『基本の収納』を借りてみました。
リフォームのテレビ番組や、収納方法の雑誌などは、あまり興味がなく、
見ることが少なくても、近藤典子は知っています。
近藤典子と言えば、“家庭の収納の領域に、工作を取り入れた人”、“牛乳パックを小物入れにする人”
そんなイメージを、私の中で勝手に作り上げていました。
近藤さん、申し訳ありません^^;
この本を見て、近藤典子という人は、
誰でも気軽に始められて、簡単にすぐできる方法を教えてくれているのだと気づきました。
何か特別にものを買ってきて、きっちりするのではなく、ズボラしながらでも、
家事がラクにでき、家の中がスッキリ、気持ちよくなる方法を、惜しみなく伝えてくれています。
早速、私も試してみました。
外から見えない棚に、チョキチョキっと切った牛乳パックを、
小物を小分けする間仕切りのようにいくつか置いてみました。
ごちゃごちゃしていた小物類が、見違えるくらいキレイに収まりました!
書類の整理の仕方も本に載っているキッチンでの整理方法を、自分なりにアレンジして片付けてみました。
以前は、取り出しにくかったものも、すっと取れるようになり、見た目にもすっきりして、大満足です。
気持ちよく仕事にかかれます。
この本の中に、こんな言葉がありました。
「牛乳パックと同じように、ペットボトルを工夫して使うのは、好きじゃなかったんです」
そうなんですねー。
近藤さんも好きじゃないけれど、“工夫する”ということの大切さを伝えようとしてくれている
のではないかと思いました。
「どの家庭にもあるもの」という視点に立つと、牛乳パックとペットボトルが浮かんできます。
それを工夫して使うと、スッキリ片付きますよ、と分かりやすい例で教えてくれています。
近藤さんの中にある“生活の中で工夫する”知恵というさいだねを、
どうぞ、どうぞ、使ってください、と私たちに提供してくれています。
そして、何よりも、近藤さんは楽しんでいます!
面倒な事ほど楽しみながらやってみる。
ここがポイントでしょう。
私自身、本に載っている工夫をアレンジして活かすさいだねがあることを発見しました。
ひとつのさいだねは、さいだねの連鎖を起こします。
そして、工夫ができた自分に満足です。
というか、得意気です。
いい気分にさせてくれる近藤流収納にやられました〜。
実家の冷蔵庫にも、牛乳パックが随所に使われていました。
日本の家庭の冷蔵庫に、牛乳の入っていない、収納としての牛乳パックが、どれくらいあるのだろう?
想像してみるとおもしろいな。
ちょっと考えたら、誰でも気づきそうなことのように思いますが、なかなか気づく人は少ない。
誰かが気づき、それを発信し、みんなに広める。
世の中って、そういう気づきの連鎖で、互いに影響しあいながら、今こうしてここにあるのでしょう。
ちなみに、このブログでは牛乳パックに思いっきり焦点が当たっていますが、
他にもさまざまな近藤流アイデアが満載の本です。
近藤典子著 『近藤典子の収納の基本 (主婦の友新実用BOOKS)』