宇宙カレンダー

以前、このブログで取り上げたポール・セーガン著『COSMOS』の中に、
宇宙のはじまりから今日までを1年に縮めてみるとこうなります、
という“宇宙カレンダー”というものが載っていました。

以下、ポール・セーガン著『COSMOS』からの引用です。

1月　　　　ビッグ・バン
4月上旬　　銀河系ができはじめる
8月下旬　　太陽系ができはじめる
9月　　　　太陽系ができる
　　　　　 地球と月ができる
　　　　　 生命が芽生える
10月　　　 藻が発生
　　　　　 初期の大気ができる
11月　　　 大気中の酸素が増える
　　　　　 月が地球から遠ざかる
12月18日　 三葉虫が栄える
19日　最初の魚が登場
　　 20日　植物が陸に上がり始める
　　 21日　動物が陸に上がり始める
　　 23日　最初の爬虫類が誕生
　　 26日　最初の哺乳類が誕生
　　 31日 午後10時30分　最初の人間が登場

カレンダーは、だいぶん省略していますが、これが宇宙の歴史であり、私たちの歴史でもあります。

宇宙カレンダーでは、私たちは、今日も12月31日を生きています。
人の一生なんて、あっという間です。（“あ”の後の“っ”も存在しないくらいです）
宇宙カレンダーで計算すると、1秒かかりません。

1秒かからない人生だから、どうでもいいやと思えません。
1秒かからない人生だからこそ、充実したよりよい人生にしたいものです。

人間は、突如、地球上に出現したのではなく、ビッグ・バンから始まっています。
そのビッグ・バンよりもっと前からかもしれません。

私たちは、ビッグ・バンから始まる宇宙に育まれたさいだねを受け継いで、
生まれてきたとも言えるでしょう。

今日は、壮大なスケールで、さいだねにたどり着きました（笑）

壮大なスケールのほんの一瞬のまたたきなら、自分の持っているさいだねを、
自分が満足できるように輝かせよう！

12月31日を生きた、そしてこれから生きるであろう、あらゆる生き物とともに！