徹子の部屋でのジェロ
たまたまテレビをつけたら、『徹子の部屋』に演歌歌手のジェロが出演していました。
喫茶店でも、ジェロの『海雪』を最近よく耳にします。
歌声だけ聴いていると、日本人が歌っていると錯覚してしまいます。
違うやん(心の中で首を横に振りながら)、ジェロやん。
『徹子の部屋』でのジェロは、同じ年頃の日本人よりも、適切な敬語を使っているように聞こえました。
声のトーンが私には心地よく、落ち着いた印象でした。
黒柳徹子が、
「よく聞かれると思うけれど、演歌の心がわかるのですか?」
ジェロは、
「演歌は日本人の歌ですが、歌詞にある心は、日本人だけでなく、誰の心にもあるものだと思います」
国や人種を越えて、人間は、お互いの心を理解し合える、ということ。
ジェロの言葉から受け取りました。
経済覇権の争いや戦争はなくならず、今なお続いています。
そんな現実を目の当たりにしながらも、やはり信じたいです。
“人間の外見は違っても、心の中の大事な部分は必ず通じている”と。
ジェロの言葉で、もうひとつ印象に残ったのは、
「演歌を歌うのは家族の前だけで、友だちの前では歌ったことがない。家族以外は知らない。
メロディーがまったく違うし、いじめられるかもしれないと思って・・・」
アメリカでも、大勢と違うことをするとちょっと変わった人扱いされます。
アメリカでは、ちょっと変わった人だったジェロは、日本では、まったく今までにない
新しい感覚として受け入れられています。
ジェロ自身も、自分のやりたいことをやると決めたからこそ、演歌歌手になれたのでしょう。
自分のさいだねを発揮するには、“やると決める”ことも大事ですね。
氷川きよしもいいけれど、ジェロもいいですね。