京都・広隆寺の弥勒菩薩像
先日、京都を散策しました。
太秦映画村近く、
広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像を『見仏』。
↑みうらじゅん&いとうせいこう風に♪
ガイドブックやインターネットの画像で見る弥勒菩薩像と、
直接、自分の目で見た弥勒菩薩像とは、まったく違いました。
確かに、その姿は同じです。
しかし、伝わってくる何かが違います。
伝わってくるのが何か、それはわかりませんが、
弥勒菩薩像を目の前にすると、とてもおだやかな気持ちになります。
心の『平安』って、こういう心の状態を言うのだろう。 そんな気持ちになります。
ちなみに、この弥勒菩薩像は、「平安」時代ではなく、「飛鳥」時代作だそうです。
何時間でも、何日でも、何も考えずに、ボーっと眺めていたいぐらいです。
数日経った今も、弥勒菩薩像のおだやかさの感覚が、ふいに蘇ってきます。
娑婆で暮らす私の心にも、弥勒菩薩のおだやかさの種が蒔かれたかのようです。
おだやかさのさいだねが存在することを教えてくれているのではないでしょうか。