思考が広がる体験
3月11日の学びコラム 『読み方の違い?』 で書いた“思考が広がる”体験をしました。
一度アンテナが立つと、やって来るものですね。
それは、内田樹 著 『邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)』 です。
一見、おどろおどろしい内容では?? と思ってしまうタイトルですが、
著者のブログを編集したもので、読みすすめていくうちに、
まさに思考を広がりを体感します。
広がりながらも頭の中の引き出しがスッキリ整理されていく、そんな内容で、
タイトルをすっかり忘れてしまうぐらいです。
最近読んだ本の中では、天地明察についで、読み出したら止められなくなるのも特徴です。
それくらい、自分の思考がどんどん広がっていくのを感じ、ワクワクします。
もうひとつ、「抜書きが難しい」のも特徴です。
私は本を読みながら、この文章いいな、と思うものはノートに抜書きします。
だいたい2〜3行ぐらいの文章です。そういうのをいくつか抜書きします。
しかし、この本は抜書きできないのです。
抜書きしようものなら、2,3行で収まらず、1ページぐらいのボリュームになってしまいます。
それくらい、今まで持ち合わせていなかった視点満載で、思考が欲するのを実感しました。
思考の広がりとともに、
「大きくなってね」と自分の中に、たくさんのさいだねをパーッと蒔いて広げた感覚です。