母の携帯電話
離れて暮らす母が、「携帯電話を持ちたい」と言ってきました。
内心、必要あるのかなぁ?と思いながらも、
母の可能性の芽を摘むのは如何なもの??、と思い直しました。
子どもは、なんでもやりたがりますが、
70歳近い母が、やりたいと言い出すことはそんなに多くありません。
母のさいだね(才能のたね)が、そこにあるような気がしました。
携帯の契約は私のほうでして、帰省したときに、母に使い方を教えました。
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1)電話のかけ方・受け方
2)携帯カメラの使い方
3)メールを打つ・送る
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私の心づもりでは、
この3つのうち、1)ができるようになればいいかなというぐらいでした。
ところが、意外にも、2)もできました。
そして、3)もなんとかできました。
と言っても、文字変換は変になっています。
文章の内容は理解できる、というぐらいです。
1日最低1回は、私にメールしてきます。
メールの練習です♪
すると、文字の変換もだいぶん上手にできるようになって、読みやすくなってきました。
毎日の積み重ねは大事だと、母のメールで実感しました。
母は、編み物やパッチワーク、ちぎり絵など、
手先を動かす細かい作業をコツコツと続けるのが得意です。
毎日少しずつ上達していく母のメールを読みながら、
母のコツコツと積み重ねるさいだねを再認識しました。
通話ができれば、それでOK!
写真も撮れれば、さらにOK!
メールもできれば、ALL OK! 御の字です。
まさか、ここまで母にできるとは思っていなかった私。
母の可能性に制限をかけるところでした。 アブナイ、アブナイ〜。
いま、毎日の母とのメールのやり取りは、私にとっても、楽しい習慣となっています。