幸せのレシピ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の映画『幸せのレシピ』
http://wwws.warnerbros.co.jp/noreservations/
仕事帰りに観るには、ほどよい長さの1時間44分。
(最近の映画は長いから、仕事帰りに観るのはシンドイのです〜)
いろんな視点を持って楽しめ、充実した内容の映画でした。
高級レストランの料理長・マーサは、ルールだらけの完璧主義者。
姪のゾーイと暮らし始め、新しい副料理長・ニックの出現で、彼女の人生が変わりはじめる…
というストーリーです。
マーサは、“レストランが自分の人生のすべて”だという信念(ビリーフ)を持っています。
(*ビリーフについては別の視点でも書いています。
お時間のある方は、ホームページの『学びコラム』をご覧ください。
http://a-relation.sakura.ne.jp/column/2007/01/post_36.html )
これがあるから私なんだ。
「レストラン=私」という思い込みです。
映画の中で、マーサは、ニックにこう言います。
「(お店が)私のすべてなの」
すると、ニックは、
「ほんの一部さ」
彼女のセラピストも言います。
「幸せのレシピは、君の中にある」
“レストランが自分の人生のすべて”という信念(ビリーフ)を手放した時、
マーサは、新しい生き方を手に入れます。
マーサは、自分の中にある幸せを見つけ、感じ、思いのままに行動します。
私たちは、目に見えるものに、自分の幸せを重ね合わせます。
マーサは、レストランという形あるものに、自分のすべてがあると信じていました。
マーサは、レストランという小さな箱に、自分自身を詰め込んで、
これが自分だという思い込みに、だんだん苦しくなってきていました。
マーサは、ゾーイやニックとのふれあい中に、本来の自分を見出していきます。
霧が少しずつ晴れていくように、
自分の中に、広い世界があることに気づいていきます。
人とのかかわりの中でこそ、自分自身を見つめ、自分にとって何が大切なのかに気づくことができるのです。
“幸せのレシピは、君の中にある”
このブログでは、もちろん、こういう表現になるでしょう。
“幸せのさいだねは、君の中にある”