出る杭は打たれる
「出る杭は打たれる」ということわざが、あるメルマガで取り上げられていました。
私も会社勤めだった頃は、このことわざが頭をよぎることが多かったような気がします。
今日は、このことわざを、さいだねブログの視点で考えてみたいと思います。
早々に・・・なんだか危険な香りが漂ってきます。
「出る杭は打たれる」 ≒ 「出るさいだねは打たれる」
「=」まではいかないけれど、“ほぼ等しい”ということで、「≒」。
「才能」を打たれるということになります。
その人個人の才能を、あれもダメこれもダメ、と出ないようにするのは、
その人の可能性の芽を摘むことになります。
しっかり固定する必要のある場合、釘が均一にしっかりと打ち付けられている中で、
1本だけ飛び出ていたら?
飛び出ている釘はもちろん、他の釘も何の役にも立たなくなってしまいます。
はじめは何とか固定されていても、バラバラになる可能性は高い。
チームで何かをする時も、個々の力をそれぞれ発揮する場面と、結束して力を発揮する場面があります。
何もかもバラバラ、何もかも結束では、極端すぎます。持てる力を最大限に発揮できません。
出るさいだねは、頭ごなしに打つのではなく、どんな状況や場面かを、よく見極めて判断する。
ニュートラルな姿勢が大事です。
羨ましがったり、嫉妬したり、憎んだり・・・相手の能力や才能を認めたくない。
こんな感情のみで判断するのなら、ただ単に、出る杭を打つことになってしまうでしょう。
さいだねは原石です。
どんな原石かは、一度磨いてみないとわからない。
磨く前に、打ち砕いてしまうのは、あまりにももったいないですね。