漫画家・加藤芳郎の発想
私の大好きなテレビ番組のひとつにNHK『あの人に会いたい』という、
10分間の番組があります。
この番組は、私にとって、さいだねの宝庫。
今までも、この番組のことをよく題材にして書いています。
今日は、漫画家の加藤芳郎のさいだねです。
この人物のことは、ホームページの日々これ好日でも、以前書いています。
お時間あれば、のぞいてみてください♪
↓
http://www.a-relation.com/diary/2007/01/post_151.html
加藤芳郎は、毎日新聞連載の『まっぴら君』とNHKの連想ゲームの白組キャプテン、
というと思い出す人も多いでしょう。
ちなみに、私は、子どもの頃ずっと、この人が野口英世だと思い込んでいました。
『あの人に会いたい』で、加藤芳郎は、漫画がなかなか書けない時のことを話していました。
こう時間があるでしょ。もうダメだよ、これ。何か出来ないと絶対ダメだよ。
なんて言ってると、パッと出来るんです。
ということは、何もやってないわけじゃないんですよ。
たとえば、その2時間半か3時間ね。
何か出来なくても、何かこう考え事をしているんです。
「今日は漫画作ってやろう」
頭の中が、たとえば、おモチのお米とすると、きねでおモチにしているのね、頭の中を。
すると、おモチが出来るわけですよ。
まだ、こっちは「出来ねえな」って言っていても、やっぱりおモチになっているんです。
そうれでね、おモチがピッと出てくるんですよ。
それをこう取って、パッと焼いて、しょうゆつけて食べちゃうと(笑)
そうそう、わかるわかる、この感覚。
この感覚は、私も持っている感覚です。
しかし、加藤芳郎のように、“頭の中でおモチをつく”という発想は出てきませんでした。
加藤芳郎ならではの発想です。
加藤芳郎のさいだねから生まれた発想。
加えて、こうも言っていました。
「スランプの時は、自分をほめる」
加藤芳郎のあたたかさ、やさしさが伝わってきます。
自分を見つめる眼差しも、人を見つめる眼差しも、ポジティブな眼差しです。
子どもの頃、いつも楽しそうだな、このオジサン。
そう思いながら、連想ゲームを見ていました。
連想ゲームだけに、連想します・・・。
オチがおモチになっていないぞ!!