秋祭り
お祭りの中でも、個人的には秋祭りが好きです。
子どもの頃、秋祭りの少し前に、新しい洋服を新調してもらい、
その服を着て、胸躍らせながら、秋祭りに行ったのを今でもよく憶えています。
新しい服の肌触り。
秋の、秋祭りの、空気感。
今でもよく憶えています。
御神輿の上に乗せてもらったこともよく憶えています。
だんじりのような大きなものではなく、人が担ぐ御神輿です。
その時、とても怖かったけれど、あの躍動感は忘れられません。
担ぎ手のエネルギーが、御神輿を通じて伝わってきました。
周囲で見ている人々のエネルギーも伝わってきました。
当時の記憶がよみがえるにつれ、あることに気づきました。
お祭りとはエネルギーの交流なんだ!!
人と人とのエネルギーの交流。
いのちの躍動。
いのちの響き合い。
私たちの先祖は、恵みの雨を乞い、豊作を祈りました。
自然はいのちの源。
自然と人間のエネルギーの交流。
自然と人は響きあう存在だという畏敬の念を抱いて、祭ったのでしょう。
お祭は、いのちがいきいきと輝くための儀式だったのではないでしょうか。
私たちの日常は、いのちの交流で満ち溢れているのだと気づきました。
生きるって、なんて素晴らしいのでしょう!!