さいだねブログ

あなたのさいだね(才能のたね)は何ですか?

合格するまで、ちゃんと送り届ける

映画監督・西川美和の小説 『きのうの神さま』を読みました。 この小説は、いくつかの短編で構成されています。 いちばん最初の『1983年のほたる』というタイトルのお話。 街の進学塾にバスで通う小学6年生の少女に、バスの運転手が話しかけます。 おれは、…

小さな幸せの瞬間

『豊かな人生が始まる シンプル・リスト』 ドミニック・ホーロー著 この本の中に、こんな一節があります。 小さな幸せの瞬間を集めたリストは、じつは幸せな人生そのものです。本当の幸せとは他人に自慢するものでもなければ、他人の期待するイメージに添う…

 思考が広がる体験

3月11日の学びコラム 『読み方の違い?』 で書いた“思考が広がる”体験をしました。 一度アンテナが立つと、やって来るものですね。 それは、内田樹 著 『邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)』 です。 一見、おどろおどろしい内容では?? と思ってしまうタイトルで…

絵本 『カロとガブガブ』

久しぶりに絵本を読みました。 この絵本『カロとガブガブ』は、私の妹の知人・ふくいさよこさんの作品です。 ふくいさんは、第4回KFS創作絵本グランプリで、なんとグランプリを受賞!おめでとうございます!!その受賞作で、絵本作家としてデビューされたのです…

日本の絶景

『日本ふしぎ絶景ベスト50---日本の名景』 日本各地の絶景を収めた写真集です。 “ふしぎ絶景”の“ふしぎ”って、何だろう? 山や海など、その存在自体は、いつも変わらず、そこにあるけれど、その瞬間にしか撮れない風景、一瞬の表情のことを、“ふしぎ”という…

コンセントを差し込む

最近読んだ本の中に、 『日本人の神髄―8人の先賢に学ぶ「大和魂」』があります。 吉田松陰佐藤一斎西郷隆盛坂本龍馬新渡戸稲造聖徳太子森信三中村天風 8人の先人(賢人)の心のあり方、生き様が描かれていて、それぞれの人物にどんどん引き込まれていく内容…

君に届け

少女マンガを読まなくなって、どれくらいになるだろう?高校生の時はまだ読んでいたような・・・。 久しぶりに、中学・高校時代、いつも読んでいた別冊マーガレットのサイトを 覗いてみました。http://betsuma.shueisha.co.jp/ まるごと読み!の「君に届け」と…

ローリング・ストーン インタビュー選集

「ローリング・ストーン」インタビュー選集 世界を変えた40人の言葉 半年かけて読み終えました。 最後のボノのインタビューを読み終わった瞬間、「やったー!」本を読んで、こんなに達成感を味わったのは久しぶりです。 アメリカの雑誌『ローリング・ストー…

大阪の歴史、日本のルーツが見えてくる

最近読んだ雑学的な本は、『大阪「駅名」の謎-日本のルーツが見えてくる (祥伝社黄金文庫)』 読んでみようと思ったきっかけは、ビーバップ・ハイヒールというテレビ番組です。→ http://asahi.co.jp/be-bop/ この番組自体、好奇心のそそられる雑学満載なので…

益田ミリの自分マンガ

益田ミリの書くモノが好きです♪ 以前の日記でもちょこっと書いてます。http://www.a-relation.com/diary/2008/02/post_249.html 人と競わないところが性に合う感じ。 新刊の自分マンガ 「ゆるゆる」と言っても、自堕落な生活をしているわけじゃない。 「ゆる…

コーヒーをやめてみる

自己基盤を強化するためのセルフ・コーチングの本。 それがコチラ ↓ タイトルと装丁はイカツイですが、素晴らしい本です! 101項目のうちの2項目めに、「エネルギーの無駄な出口に栓をする」というのがあります。 今まで“コーヒーを飲む”のは、ただの習慣だ…

酒(しゅ)にまじわれば

朝日新聞で連載されていたエッセイを1冊の本にまとめた なぎら健壱の タイトルが洒落っ気たっぷり。 おそらく“朱にまじわれば赤くなる”に引っ掛けているのでしょう。 “朱にまじわれば赤くなる”とは、“人はつきあう友により感化される”という意味。(国語辞典…

東京移住

最近、私の周辺では、お江戸に向かう人が増えています。 東京移住。 環境の変化はさいだねにも変化を与えるんだろうね、きっと。 私は今まで不思議なくらい、東京に関心がありませんでした。東京移住の話があちらこちらで出てきて、東京という場所に少しだけ…

井上靖の短編小説

宮本輝 編 『魂がふるえるとき―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)』を今読んでいます。 文春文庫創刊30周年記念企画で、浅田次郎 編 『見上げれば星は天に満ちて―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)』も出版されています。 良質な日本文学を読み…

みうらじゅん 『アウトドア般若心経』

みうらじゅんの『アウトドア般若心経』を手にしました。般若心経の278文字。 その一文字一文字を、撮影した日本中の看板で構成する、という突拍子もない発想の本です。 あとがきには、このように書かれています。 そもそもの始まりは街の駐車場の入り口に、 …

浅田次郎 月島慕情

浅田次郎の小説。 浅田次郎の世界にどんどん引き込まれます。 強烈な何かがあるというより、心の琴線にそっと触れてくるような、しみわたるような感覚が、 心と身体に入ってきます。 浅田次郎の『珍妃の井戸 (講談社文庫)』については、ホームページの日々こ…

イグ・ノーベル賞

イグ・ノーベル賞をご存知の方も多いでしょう。 2002年度イグ・ノーベル平和賞を受賞した『バウリンガル』で日本でも知られるようになりました。 数週間前、ハイヒールのリンゴとモモコ司会の『ビーバップ!ハイヒール』(関西ローカルの番組)でも取り上げ…

鶴見和子(1) 感受性の発露

私は、博物学者の南方熊楠に興味を持っています。 熊楠については、ホームページの日記でも書いています。 日々これ好日↓8月23日です(興味ある方、覗いてみてください) http://www.a-relation.com/diary/2007/08/ 南方熊楠や柳田国男の研究をした社会学者…

近藤典子の収納術

私は、物が増えたり、たまったりすると、ものすごくストレスに感じるタイプです。 自分のタイプをよく理解しているので、日頃の掃除はラクにできるようになっています。 物をためない、ただそれだけなんですけれど。 最近、仕事関係の書類がたまってきて、 …

カール・セーガン『COSMOS』 

天文学者カール・セーガンの30年前のベストセラー本『COSMOS コスモス』。 COSMOS 上 (1)この本の中に、衝撃的な部分がありました。 以下引用です。 焼き畑農業や、熱帯樹林の工業的な伐採、家畜による草地の食い荒らしなどは、今日、世界中で激しく行われて…